大学生のVeganレポ③~観光におけるVegan対応~
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こんにちは、Kurumiです(*^_^*)
聖火リレーが始まり、少しオリンピックの実感が湧いてきたところで、今回は、観光面でのVegan対応の重要性について書きたいと思います。
観光庁が出しているデータを元に、簡単にご紹介します。このデータではベジタリアン・Veganをまとめて、“ベジタリアン等”で統一されているので、今回のBlogでは、Veganも含めたベジタリアン等で書かせていただきます。
1.世界のベジタリアン等の人口
主要100か国におけるベジタリアン等の人口は、2018年の段階で6.3憶人、つまり世界人口の約8%ということになります。また、現在、欧米諸国を中心に約1%近くの増加傾向にあることから、今後ますます増えていくことが予想されます。
2.訪日ベジタリアン等旅行者
2018年の訪日ベジタリアン等旅行者は約167万人(約145万人~190万人)で、全訪日旅行者の約4.6~6.1%にあたります。
また、推定飲食費は約450~600億円にものぼります。
これらのデータを見ると、観光における、ベジタリアン等への対応の重要性が分かりますね。
3.飲食店選定
では、訪日ベジタリアン等旅行者は、飲食店選定の際に、対応の有無をどれくらい重視しているのでしょうか?
以下が調査結果です!(%は、それぞれの質問に、はいと回答した人の割合)
また、この調査では、ベジタリアン等全体の回答と、Veganの回答がそれぞれ出されていたので、どちらもご紹介します。
①ベジタリアン等の対応店でなければ入店しない
全体 45% Vegan 53%
②ベジタリアン等のサインが表示されていないと入店しない
全体 31% Vegan 40%
③関係団体に認証されているサインが使用されていないと入店しない
全体 17% Vegan 33%
④公的機関に認証されているサインが使用されていないと入店しない
全体 17% Vegan 30%
⑤別のキッチンや調理器具が使用されていないと入店しない
全体 21% Vegan 41%
⑥コンタミネーションがないところでないと入店しない
全体 33% Vegan 50%
以上の結果を見ると、対応・認証マーク・コンタミネーションなし の重要性や、Veganはベジタリアン等全体よりも、飲食店選定に厳しい傾向があることが分かります。
また、“日本で食べたかったが、食べることを諦めざるを得なかった食べ物”として、ラーメン・寿司・そば・天ぷらなどといった、日本食を代表するような食べ物が多く回答されていました。最近では、Vegan対応のこれらの飲食店も増えてはいますが、もっと多くのお店で食べられるようになり、訪日してくれた全ての人々が、満足して帰国できるような環境になってほしいですね。私も将来、それを実現するための一人になれたらいいなと思います。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました!
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参考文献
観光庁 参事官(外客受入担当)令和2年4月版
「飲食事業者等におけるベジタリアン・ヴィーガン対応ガイド」
https://www.mlit.go.jp/kankocho/content/001335459.pdf