ヴィーガン・ベジタリアンに適した加工食品
(JAS規格0025) Q&A
1 JAS0025規格のベースは何ですか?
・JAS0025規格は、2021年に制定された国際規格ISO23662をベースにした信頼の目印です。
2 JAS認証と民間認証との違いは?
・「民間認証」は国際基準の第三者認証に該当しません。第三者認証とは組織外の第三者により審査され、認証を受ける制度 です。この制度には、「審査・認証を行う認証機関」に「その認証機関の審査の力量を精査する別の認定 機関(例:国際基準化機構、 農水省・FAMIC 等)」が関わる事により、利害関係のない公正かつ公平な審査が行われます。
3 原材料、食品添加物、加工助剤は、どこまでチェックされますか
・原材料と食品添加物は2次原料まで、加工助剤については1次原料のみがチェックされますが、 加工助剤のうち、 動物の骨炭とキトサンは2次原料でも使用禁止となります。
【重要】 サトウキビ由来の砂糖
・砂糖の製造工程では、糖液中の不純物である着色物質の吸着除去を主目的とした清浄工程において、一般的にはイオン交換樹脂や活性炭が使用されており、一部では骨炭が使用されています
*原産地に 国内が含まれる場合
・国産原料糖の産地である沖縄や鹿児島の各島毎の原料糖工場では、加工助剤として、カニ由来のキトサンを使用しています。
・キトサンはアレルギー表示の必要性はないカニの甲殻を原料に強力な酸・アルカリ条件により脱灰・脱蛋白して製造されたものであり、キトサン中にカニ由来のアレルギー物質は残存しないことから、「加工助剤」となり、表示が免除されます。
4 コンタミ検査は行われますか?
・製造工場での製造工程や製造前の器具等の洗浄について現地調査を行います。
5 動物実験に関して、注意すべき点を教えて下さい。
・要求事項はJAS認証を受ける(最終)製品に対して動物試験を実施していないことです。
6揚げ油の共用は認められますか?
・食品製造工程や調理に植物油を用いていても、 JAS認証を受ける製品に、他の食品とのフライヤー等の共用は禁止されています。