BLOG

カナダ・トロントのヴィーガン事情~お仕事編~

はじめてのお仕事

at Mexican Vegan restaurant

in Toronto, Canada

 

 

みなさんこんにちは、Midoriです。新年になり早10日が過ぎようとしている中、再び緊急事態宣言が発令されました。心配は尽きませんが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。

 

私の元職場、カナダ・トロントにあるメキシカン・ヴィーガンレストランはずっとテイクアウトとデリバリーで頑張っていましたが、ロックダウンの影響から悲しいことにまたしばらく休業することにしたそうです(現在のトロントはロックダウン中で、飲食業界は、店内飲食は禁止、テイクアウト・デリバリーのみ可です)。

今回は、私がそこで働いていた時の様子(Menuや仕込みなど)をお伝えします!

 

 

 

  • 初出勤日!

▲店内には、観葉植物が多くあり緑あふれるオシャレな仕様。

 

 

実は、私は語学学校を終える1カ月位前にメキシカン・ヴィーガンレストランから採用通知をもらっていたのですが、語学学校をしっかり終えてから働きたいと考えていたので、1カ月待ってもらうことになっていました。通常レストランでは採用を待っても2週間程度と聞いていたので、採用取消になってしまうのではないかと、とても心配していましたが、採用担当のシェフから「君のことをみんな待っているよ!」とメッセージをもらえたので、安心して初日の出勤を迎えました。

 

 

初出勤の出来事は、採用の可否を決めるJob trainingの時と同様に、緊張のあまりうろ覚えのところもありますが(^^;、従業員みんなすごくフレンドリーでした。まず、厨房に入った瞬間、一人の男性従業員から「Hi! you are Midori, right?」と初対面とは思えないほど、とても親しげに話しかけてくれました。まだこちらから自己紹介もしていないのに、ほとんどのメンバーはシフト表を見て私の名前を覚えていてくれたのです。(日本人の従業員が私一人だったのと、彼らにとって珍しい名前で覚えやすかったのかもしれませんが(・・?)

 

緊張のあまりビクビクしていたのが、フレンドリーな環境にホッと心が落ち着きました。

 

 

  • Menuと仕込み

▲仕込んだ材料を各容器に入れ、材料名・仕込み日・自分のイニシャルを記入して保存。

 

 

制服に着替え仕事が始まると、私がはじめに担当したポジションは、Job trainingの時と同様、サラダ・デザート場でした。一緒に付き添い仕事を教えてくれた人も前回と同じ男性従業員で安心しました。そこでは、Salad/Desserts, Grill, Fry, Bake, 仕込み専門など、ポジションごとに連絡ノートがあり、そのポジションを担当する人たちが、その日に必要な材料や仕込み内容を前日までに、または必要に応じてその時々に書きこみ、それを見ながら動いていました。提供する料理のほとんどが手作りで一から仕込みを行っていたので、レシピと連絡ノートが重要であり、英語表記(当たり前ですが)のノートを見て、覚えることが大量にあり、慣れるまで私の頭はパンク寸前でした^^; それに加え、カナダでは能力がない人材とみなされたら、即クビにされるという情報があったので、毎日必死でした。

 

 

 

それはさておき、、、今回は、デザートで人気であったチョコレートムースについてご紹介します!

 

 

私がカナダのヴィーガンレストランをいくつか訪れて感じたことは、Tofu(豆腐)を使用しているところがほとんどであるということです。Tofu好きなカナダ人がたくさんいて、日本人として、とてもうれしい気持ちです♪今回ご紹介するChocolate Mousseも絹豆腐を使っています。ここからは、あくまでも私が覚えている範囲で紹介するのでご了承ください。また、レストランから許可を得ていないので、分量の記載は控えさせていただきます。

 

■材料
〈ムース〉
・ダークチョコレート
・ブラックコーヒー
・砂糖
・塩
・絹豆腐
〈上にトッピングされているチョコクランブル〉
・デーツ(ナツメヤシの実)
・シュレッドココナッツ
・ココアパウダー
〈チョコレートソース〉
・ブラックコーヒー
・ココナッツミルクドルチェ
→ココナッツミルク缶をミキサーでブレンドしたもの
・ダークチョコレート

 

 

このような材料で仕込みます。提供する時は絞り袋にムースを入れてきれいに盛り付け、仕上げに、ミント・バックウィート(そばの実)・粗塩を一つまみふりかけて完成です!あまりメキシカンな感じではありませんが、デザートメニューの中で人気の一品でした。これなら簡単に家でも再現できるかなと思うので、もしよかったら「おうち時間」にでも作ってみてください♪

 

 

次回もまた、メニューや厨房の雰囲気などをご紹介したいと思います。

 

 

 

 

Thank you for reading!

Midori